【WordPress】エラー #1044 を回避して、データベースをバージョンアップする方法

データベースをバージョンアップ。エラー #1044 を回避する方法。

WordPressの管理画面に入ると目に飛び込んでくるサイトヘルスステータス。これがいつも「改善が必要」になっていたので目を背けながらも気になっていました。何項目かは改善したのですが、最後のほうまで残った「古いデータベースサーバー」を使用していることへの忠告。今回は、この文言が消えるようにデータベースをバージョンアップしてみたので、備忘録を記しておきます。

サイトヘルスステータス

ロリポップ!レンタルサーバーで、データベースをバージョンアップ

私の使用しているレンタルサーバーはロリポップです。データベースに関しては、新規作成すると新しいバージョンのデータベースで作成される仕様になっているようで、古いデータベースそのものをバージョンアップすることはできないようです。

現状、私のサイトはデータベースバージョンが5.6なので、そこからエクスポートしたSQLファイルを新規作成した8.0のデータベースにインポートすることを考えました。そして、WordPressが新しいデータベースを参照できるようにwp-config.phpを書き替えます。実際にやってみた手順を記していきます。

古いデータベースからテーブルをエクスポート

現状の私のサイトのデータベース(バージョン:5.6)からSQLファイルをエクスポートしました。

ロリポップの管理画面からphpMyAdminにログインして、「現在のサーバからデータベースをエクスポート」ではなく、「データベース●●●●からテーブルをエクスポート」します。画像参照。このようにしないと追加コマンドで、変更できない項目が出てきます。画面下にある追加コマンドの「CREATE DATABASE / USEコマンドを追加する」と「DROP TABLE / VIEW / PROCEDURE / FUNCTION / EVENT / TRIGGER コマンドを追加する」の2項目をオンにします。

エクスポートボタンを押してエクスポートできました。

エクスポートしたSQLファイルをの一部を書き替える

SQLファイルをテキストエディタで開き、赤枠で囲ったデータベース名を、新規作成したデータベース名に書き替えます。2か所です。

これを書き替えないで、SQLファイルを新規作成したデータベースにインポートするとエラー(#1044)が出ます。SQLファイルを書き替えることによって回避できます。

新規作成したデータベースにSQLファイルをインポートする

phpMyAdminにて、書き替えたSQLファイルを新規作成したデータベースにインポートします。SQLファイルを選択して、インポートボタンを押すだけです。

インポートは正常に終了しました。

wp-config.phpの内容を書き替える

新しいデータベースの準備はできているので、ロリポップ!FTPなどを活用して、wp-config.phpの内容を書き替えます。赤枠のデータベース名、ユーザー名、パスワード、ホスト名の4項目です。wp-config.phpの属性を600に変更することにより書き込み権限が与えられます。変更後は400に戻しておきます。

これで、WordPressが新しいデータベース(バージョン:8.0)を参照するようになりました。サイトヘルスステータスの「古いデータベースサーバー」の文言も消えました。お疲れさまでした。

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