【Affinity編】無料で電子書籍(リフロー型EPUB)作成

無料でリフロー型電子書籍を作ろう【1】Affinity編

お金をかけずにリフロー型電子書籍を作らなければいけない状況だったところ、Affinityが無料になると聞きつけて、これはイケるのでは?と思い立ち、リフロー型電子書籍をどうにか形にしてAmazon Kindleと楽天Koboで販売するところまでこぎつけました。思い返しながら備忘録として記します。

職場の紙の本を電子書籍化したのですが、このプライベートなブログでは職場の本を使うわけにもいかないので、青空文庫さんのホームページから夏目漱石の「こころ」をダウンロードしてきたので、そのテキストを題材としてリフロー型電子書籍の作成方法を記していこうと思います。

Affinity編とSigil編に分けて掲載します。Affinityでリフロー型EPUBを作成し、CSSが必要となる細かな調整はSigilで行います。
ほぼ身内向けの内容ですが、リーズナブルに電子書籍を作成したい方は参考にしてみてください。
どこかで習ったやり方ではなく、AIの力を借りた私個人の独自な作成方法です。間違いは教えてくださると大変助かります。

1.表紙画像を用意します

まず、ダミーで「こころ」の表紙を作ってみました。

表紙画像の大きさは、1600px×2560pxが良いとChatGPTには言われました。(教えてくれる人がいないので、先生はチャッピーです。)

しかし、ここでは基になる紙の本があることを想定して、紙の本の表紙(A5判)のおおよその比率で作った1600px×2260pxの表紙画像(JPG)を使うことにします。

2.ページを作成しテキストを流し込みます

サンプルなので、とりあえず10ページ用意してみました。

A5サイズ(148mm×210mm)の紙の本で、マージンが上下左右15mmという想定です。

夏目漱石の「こころ」のテキストを流し込んでみました。

3.文字スタイルを設定します

本文の文字スタイルを「本文(1)」と名付けました。左側のメニューの「文字」を選択し、フォントファミリ、フォントスタイル、フォントサイズなどを設定しました。

次にメニュー項目の「位置と変形」を選択し、行送りのオーバーライドを設定しました。

見出しの文字スタイルもそれぞれ設定し、管理しやすいようにしておきます。

4.目次ページを追加します

仮に10ページ作りましたが、先頭に1ページ追加して目次ページを作ります。

5.見出しにアンカーを挿入します

本文のドキュメントを開き、まずは見出しにアンカーを挿入します。

Windowsの場合(以下、Windowsを前提とします)、テキストを選択後、右クリックして「アンカーを挿入」を選び設定します。

6.目次の見出しにハイパーリンクを挿入します

目次ページを開き、該当の見出しを選択し、右クリックします。

「ハイパーリンクの挿入」を選び、ハイパーリンクを設定します。

これで、EPUBとして書き出した時に、目次から該当ページへのリンクが設定されます。

7.挿絵はPNG画像で配置します

挿絵や図があることを想定して、画像の挿入方法を記しておきます。

ここでは、一続きの文章の間にインラインで画像を配置する必要があります。画像を独立して配置すると、リフロー型EPUBに書き出す場合は、挿入できずに消えてしまいます。

画像はPNGで配置します。JPGでも構わないのですが、AffinityでJPGで配置してリフロー型EPUBを書き出すとPNGに変換されてしまいます。

なので、初めからPNGで配置しておいたほうがいいでしょう。

8.段落スタイルを追加し、改ページします

このままリフロー型EPUBで書き出してしまうと、目次ページと本文ページが同じページに繋がった状態で表示されてしまいます。

そこで、本文の先頭の見出しからページが始まるように段落スタイルで改ページします。

見出しを選択し、段落スタイルの「流し込みのオプション」の「開始」の項目を「次のページ」に設定します。ここでは、スタイル名を「改ページ」にしました。任意です。

※リフロー型EPUBを書き出してから改ページしてファイルを分割すると、コードがおかしくなるところが出てきます。EPUBを書き出す前に改ページしておいたほうが良いです。

9.リフロー型EPUBをエクスポートします

初めに作った表紙画像を設定し、リフロー型EPUBを書き出します。

ルビを付けたり、行間を調整したり、配置画像の大きさの調整などは、書き出したリフロー型EPUBをSigilで開いて修正していきます。

むしろ、ここからの調整のほうが大変で重要です。Amazon(Kindle)は登録しやすいですが、楽天Koboでは、エラーで弾かれることがほとんどでした。そこをAIに聞きながらSigilで調整していきます。

10.Affinity編 まとめ

今回は、Affinityでリフロー型EPUBを書き出すまでのおおまかな流れをご紹介しました。

Sigil編は、出来上がり次第アップしようと思っています。Sigilでは主にCSSでの調整を行います。

公開までのんびりとお待ちいただければと思います。

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